近年注目されるようになった米粉の魅力と使い方

近年注目されるようになった米粉の魅力と使い方

和菓子の原材料で知られる米粉ですが、製粉技術の向上に伴いパンから麺類まで幅広く利用されるようになりました。どのように米粉を使えば良いのかわからない方はぜひチェックしてください!

ここでは、米粉の魅力と使い方をご紹介します。

米粉とは

米粉とは、文字通りお米を粉状にしたもので、穀粉(こくこ)とも呼ばれます。小麦の高騰をきっかけに注目を浴びるようになり、小麦粉の代用品としてさまざまな食品に使われています。
日本の一人あたりのお米の消費量は1962年の118.3kgをピークに、2005年には61.4kgと激減してしまい、耕作放棄地(作物が1年以上作付けされず、農家側が数年のうち作付けする予定がないと答えた田畑を指す)が問題となっています。小麦の高騰を受けた今、国産米を用いた米粉を代用することで日本の畑が活用され、食料自給率アップに繋がると考えられています。

米粉の歴史

米粉の始まりは奈良時代といわれています。遣唐使により、米粉などで型を作ってそれを油で揚げたせんべいのようなお菓子が伝わってきます。江戸時代以降、神社などに供えるお菓子から始まり、貴族や大名に運ぶ抹茶と共に美しさを追求した和菓子が地方に広がります。一方、その土地で育った作物を使ったお菓子が発達し、その主原料がお米などの穀粉で、お米を粉末にすることで、粒食だけでなく調理の幅を広げました。
当初は、挽臼を用いて米粉を作っていましたが、水車の普及により技術が発達、明治以降には機械化し、今に至ります。

米粉の種類

上新粉

うるち米を精白・水洗い・乾燥させてから粉にしたものです。ちなみに、西日本では「米の粉」と呼ぶことがあります。

白玉粉

もち米を洗い、水を加えながら石臼ですり潰して、沈殿したものを乾燥させたのが白玉粉です。

もち粉

もち米を洗い、乾燥させて粉にしたものです。

道明寺粉

もち米を水に浸し、これを蒸して乾燥させ粉にしたものです。
関西の道明寺で作られたことから「道明寺粉」と名が付きました。

玄米粉

精白していないうるち米を粉にしたものです。玄米と同様に、食物繊維やミネラルがたっぷり含まれています。粉にすることで消化吸収が良くなります。

米粉の魅力

扱いやすい

米粉は粒子がさらさらしているため、ふるいにかける必要がなく、水に溶かしてもダマになりません!
また、小麦アレルギーの原因であるグルテンが含まれていないので、アレルギーをお持ちの方でも安心して調理に使うことができます。
さらに、スープやシチューなどのとろみ付けにも適しています。

ヘルシーでアミノ酸が含まれている

小麦粉の油の吸収率は50%弱に対し、米粉は30%弱とヘルシーです。天ぷらの衣に使う小麦粉の代わりに米粉を用いると、さっぱりした味になり冷めてもサクサクした食感が続きます。
人間に必要不可欠なアミノ酸がバランス良く含まれており、アミノ酸は筋肉や内蔵、体の重要な組織を作るたんぱく質となります。

さまざまな食感を持ち合わせている

米粉で作られるパンなどは、もちもちした米粉ならではの食感が味わえます。クッキーを作る時に米粉を使うと、さくさくに仕上がります。

自宅でも簡単に作れる!

万が一米粉がスーパーに置いていなくても大丈夫!水にさらしたお米を乾燥させて、フードプロセッサーで砕けば米粉が作れます!

おわりに

米粉はさらさらしているので、そのまま加えるだけで使える便利な食材です。使い方によっては「もちもち」「さくさく」に、揚げ物に使えばヘルシーになります。
また、お肉を茹でる前に米粉をまぶしてから茹でると、肉汁が外に出にくくなるためジューシーに仕上がります。米粉の使い方は無限大!この機会に米粉を使用してみてください。